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Styles(初回限定盤)(DVD付)Styles(初回限定盤)(DVD付)
May’n
flying DOG
発売日 2009-11-25




試行錯誤の末のロックなMay'n Style 2009-12-01
待望のMay'n単独のフルアルバムは、かなりダンサブルながら10年ひと昔前のような レトロなナンバーで幕を開ける(個人的に楽曲的に鈴木雄大とか思い出したり、笑)。
しかし、やはりどうしても比較されるのは同時発売のシェリル名義アルバム。ある意味、 鉄壁である菅野よう子の完璧な楽曲群がまずあり、ソロでは常にそれとの格闘であるのだから、 彼女のソロヴァージョンがここまで試行錯誤を重ねた結果であるのかという事実も、よく解る。
それでも先行シングル「キミシニタモウコトナカレ」で既に立派に"菅野ばなれ" には成功している。さらに今回は楽曲陣にベテラン鷺巣詩郎を迎え、さらに作詞も satomiや松尾潔など当世代の作家を起用し抜かりないように見える。が、それだけに シェリルMay'nからは想像もつかないような楽曲もあり、完全にシェリルを払拭するまで 若干時間がかかるかもしれない(それほどまで彼女はシェリルと一体になりすぎた)。

しかし「standing bird」「Let Me Be Myself」などでは情熱のままに疾走(はし)る ひたむきさを歌い、そして続く岩里祐穂作詞の懐かしい雰囲気の深みのあるバラード 「Deep Breathing」などは、なかなかに聴かせる力を持っている。そこは往年ロック テイストとともに、こういった静かな引力をも持つ鷺巣氏の真骨頂というところか。 やはりMay'n自身の力量がはっきりと表れる、隔絶至高の美しいバラード曲。

そしてやはり意識してかせずか収録と相なったシェリル名義の7曲目「Welcome to〜」。
しかしこれはこれで非常によい。等身大のロックなMay'nにより近づいたという感じで、 あえて本作にてシェリルとの差別化を計っているかのよう。そして下世話な雰囲気で、 リアルな若い男女の恋模様を描く8曲目、さらに迷走気味な9曲目(笑)ようやく先行マキシ c/w本人作詞の「My Revolution」でPop仕様に持ち直すが、曲としてはこの2曲は面白いと感じる。

変に綺麗なばかりでなく荒削りというか、全体的にザラッとした感触をあえて目指しているのだろうか。
難を言えば少々統一感に乏しく、まさに文字通り様々に試行錯誤している苦労が垣間見れる。しかし、 それでもラスト2曲の抜群のカッコよさでも解る通り、様々な楽曲を如才なく縦横無尽に歌いこなす、 そんな彼女の巧みなヴォーカルワークスを堪能するだけでも非常に価値のあるアルバム。それは 逆に言えば、どのような形であれMay'nはMay'n自身を表現できるということの何よりの証なのだ。
(統一感が今一つであること、その紆余曲折感が裏目に出てしまっている点が惜しいといえば惜しい)

前作より良いです 2009-12-01
May'nさん初のフルアルバムは 物足りなさを感じた前回のミニアルバムより完全度が高くなったと思いました。 自作曲は自分で作っているだけあって見せ方が上手いなぁと。 「YOUR ROCK」が頭から離れません。
個人的にMay'nさんはロックや泣き歌が合うと思うので 次はそんな曲中心のアルバムも聞いてみたいです。
彼女は力を持っていると思うし、まだ若いので更なる進化を期待!

往年の鷺巣詩郎さんのファンにはたまらないCD 2009-11-29
このCD、聴かれる方の年代によって評価が変わってくると思います。 鷺巣詩郎という方は今ではエヴァンゲリオンの音楽担当者と ご記憶されている方が多いと思います。 ですが、私が初めて知ったのはエヴァよりも10年ほど前!! あの名作「メガゾーン23」の音楽からです!!
ビートのきいたエレキ!!路上をかっ飛ばす爽快感と重質量のパワー!!
現世に現れし電脳アイドル、悲恋の時祭イヴちゃんの曲!!
どれも凄かったあああ!!
そして、この方の曲は歌唱力と声のパワーがないと歌えない代物なのである!!
だから、大好きなMay'nちゃんとコラボすると知ったとき、 もう一度あの世界の音楽と出会えると期待したのだ。 予想はピッタシカンカン♪重いビートの聴いた音楽はマジ、 青春時代に魂を沸かせてくれた鷺巣さんの音だった!!
そしてこのハードな曲にMay'nちゃんの歌声はよーく似合うのである。
30〜40代の人にはたまらない曲調だと思う。

鷺巣さんにもう一度何かサプライズがあるんじゃないかとこのCDを聴いて予感した。
レコード屋も今の体制のままでいけそうだし。
願わくば、May'nちゃんと鷺巣さんのコラボをもう一度聴きたい私であります。


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